2025.5.7
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ロレックスを長期的に愛用しているとどうしても細かい傷がついてしまいますが、目立たない小さな傷であれば研磨によってきれいにすることができます。しかし、研磨をしたいと思ってもどこに依頼すればいいのか分からないという方も多いかもしれません。本記事では、ロレックスを研磨する際の依頼先や自分で研磨する際の注意点、研磨痩せについて紹介します。
腕時計はどんなに丁寧に扱っていたとしても日常的に使用していると細かい傷がついてしまいます。研磨はそのような細かい傷が気になる際に効果的なメンテナンス方法のひとつで、傷と同じ深さまで周囲を削ることで傷が目立たないようにするものです。傷を修復しているわけではなく腕時計の表面を削り取るという繊細な作業であるため、高度な技術と専門知識を持つ適切な業者のもとで行う必要があります。
特にロレックスのような高級時計は高価な貴金属を使用していたり独自の技術によって表面を加工していたりするため、誤った方法で研磨してしまうと腕時計の価値を損ねることにも繋がりかねません。
傷が目立たなくなるからとは言え、研磨をしすぎてしまうと研磨痩せの可能性があります。先述したように研磨は傷を修復するのではなく表面を削るものであるため、傷がつくたびに研磨をしていると研磨痩せしてしまい、最悪の場合、見た目やデザインにも影響してしまうかもしれません。
ロレックスは金属部分に特殊な仕上げが施されており、その美しい風合いを損なわないためにも正規販売店やサービスセンターで研磨を依頼するのが安心です。ここでは、ロレックスを正規販売店やサービスセンターで研磨してもらうメリットやその期間、費用について紹介します。
ロレックスの素材にはステンレススチールやゴールド、プラチナなどの様々な金属が使用されており、金属部分の表面にはヘアライン仕上げや鏡面仕上げが施されています。これらの加工は職人による長年の経験と技術が詰まったものですが、非正規の業者に研磨を依頼するとその表面の加工が失われてしまう可能性があります。正規販売店やサービスセンターではロレックス独自の風合いを維持しながら研磨してくれるのはもちろん、その時計のコンディションにあった最適なケアを行ってくれるでしょう。
ロレックスに限らず腕時計を長く愛用するうえでオーバーホールは必要不可欠です。このオーバーホールの工程に研磨は含まれていますが、オーバーホールが必要ない場合には研磨のみを依頼することも可能です。オーバーホールは研磨のみの場合よりも料金は高くなりますが、研磨によって外見が綺麗になっても内部が壊れてしまえば腕時計として使用できなくなるため、長期的に考えればオーバーホールでまとめて研磨をしてもらうほうが経済的かつ効率的でしょう。
研磨は腕時計の表面を削るものであるため、オーバーホールの度に研磨をするのは避けたいという方もいるかもしれません。オーバーホールの際に研磨の工程を省くように伝えれば研磨なしで対応してくれますが、研磨の工程を省いたとしても料金が安くなるわけではないので注意しておきましょう。また、傷が研磨では対応できないほどひどかったり研磨できない部分に傷があったりする場合には、パーツ交換が必要になる場合もあります。特にベゼルのような金属ではない部分や刻印の入っている部分が傷ついているときはパーツ交換になる可能性が高いでしょう。
モデルやコンディションによって差はあるものの、ロレックスの正規販売店にオーバーホールを依頼した場合の納期は約1か月です。パーツの交換や大規模な修理が必要となり、海外からパーツを取り寄せなければならない場合には納期未定となることもあるため、納期について詳しく知りたい方はロレックスのサービスセンターに事前に問い合わせておくと良いでしょう。
民間の修理業者に研磨を依頼すれば正規販売店よりも納期が短く、料金も安くなる可能性があります。しかし、先述したようにロレックスを研磨するには長年培ってきた技術や専門性が必要であり、民間の修理業者がそのような高度な技術や設備を持ち合わせているとは限りません。そのため、民間の修理業者を利用する場合には、一級時計修理技能士資格を持っている技術者が在籍している店舗やメーカーの修理部門出身者などが在籍している修理業者を選ぶようにしましょう。
ロレックスは金属部分に特殊な加工が施されているため、知識や技術がない状態で研磨をしてしまうと表面の美しい光沢や質感が損なわれる可能性があります。さらに、研磨剤が内部に侵入してしまえばムーブメントの故障にも繋がりかねないため、自分で研磨をする場合は慎重に行う必要があります。ここでは、自分で研磨する際のコツや注意点について紹介します。
研磨には研磨剤と紙やすりを使うのが一般的ですが、腕時計専用ではない市販品を使ってしまうと細かい部分や凸凹している部分が削りにくく、加減がわからずに削りすぎて見た目が変わってしまう危険性もあります。ロレックスの研磨を行う際は必ず専用の研磨剤や紙やすりを使用し、風防などの細かい部分はマスキングテープなどで保護してから研磨するようにしましょう。
ロレックス表面に施されている鏡面仕上げやヘアライン仕上げは非常に高い技術のもとで行われています。そのため、知識や技術がない状態で研磨をしてしまうと綺麗に仕上がらない可能性が高く、本来の質感や光沢も復元できなくなるかもしれません。鏡面仕上げやヘアライン仕上げがある個体の場合は自分で研磨するのは避け、高度な研磨技術を持つ修理業者に依頼するのが安心です。
研磨とは傷の深さまで表面を削るという技法のため、深い傷や凹みがある場合は深くまで表面を削る必要があります。しかし、そのような深い傷が目立たなくなるまで表面を削るのは現実的でなく、削りすぎると見た目やデザインが変わってしまうため修理業者に研磨を断られる可能性も高いです。深い傷や凹みが気になる場合は研磨ではなく、正規販売店に部品交換を依頼するようにしましょう。
外観が大きく変わるほど研磨されているものは査定時にマイナス評価となってしまいますが、研磨によってきれいな状態になっていれば査定額が上がる可能性もあります。買取店の多くは買取後にメンテナンスや研磨を行ってから販売するため、細かい傷程度であればたとえ研磨をしていなくても査定額に影響は出にくいでしょう。
小さくて目立たない傷であればそれほど気にする必要はありませんが、大きな傷や凹みがある場合はどうしても買取価格が低くなってしまいます。ここでは、目立つ傷や凹みのあるロレックスをできるだけ高値で売却する方法について紹介します。
オーバーホールを実施すると国際サービス保証書が発行されるようになっており、この保証書を査定時に提出すれば査定額が上がる可能性があります。ただし、当然ながらオーバーホールを依頼すると費用がかかってしまうため、高値で買い取ってもらうためだけにオーバーホールに出すのは控えたほうが良いでしょう。
フリーマーケットやオークションサイトでは自分の希望額で取引することが可能ですが、出品や発送手配、取引のやり取りなどを自分で行う必要があり手間がかかってしまいます。さらに、出品したからといってすぐに売れるとは限らず、販売額を下げざるを得ない可能性もあるでしょう。相場よりも安い価格で売却することになったり、何かしらの理由で商品が返品されたりするケースもあるため、一連の対応やトラブルが不安な方はフリーマーケットやオークションサイトでの売買は避けたほうが無難でしょう。
中古品買取店では買取後にメンテナンスや研磨を行ってから販売するのが一般的ですが、メンテナンスに費用がかかるものほど査定額が低くなってしまいます。しかし、自社内でメンテナンスが可能な店舗であれば外注費を抑えることができるため、その分の買取額アップが期待できるかもしれません。目立つダメージのあるロレックスをできるだけ高値で売却したいなら、自社でメンテナンスを行っている買取店を選ぶのがおすすめです。
ロレックスは自分で研磨することも可能ですが、表面にロレックス独自の加工を施しているものは専門知識や高度な技術がなければ本来の美しさを損ねてしまう可能性があります。さらに表面を削りすぎたり研磨剤が内部に侵入したりするリスクもあるため、研磨をする際は正規販売店に依頼するのが安心です。民間の時計修理業者に依頼する際は、一級時計修理技能士資格を持っている技術者が在籍している店舗やメーカー修理部門出身者などのプロが在籍している信頼できる店舗を選ぶようにしましょう。
中古ブランドショップのALLU(アリュー)では、コンディションの良い中古ロレックスを豊富に取り扱っています。オンラインショップで気になった商品を店頭に取り寄せて実際に着用することもできるため、ロレックスをお探しの場合にはぜひALLU(アリュー)を利用してみてください。