2024.10.1

アンティークロレックスの注意点は?購入時や所有時に気をつけるべきポイントを紹介

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アンティークロレックスの注意点

アンティークロレックスは、その歴史的価値と独特の魅力で多くのコレクターを魅了しています。しかし、現行のロレックスに比べると耐久性が低く劣化している場合も多いため、購入や所有には注意が必要です。本記事では、アンティークロレックスを購入する際や所有する際の注意点について紹介します。

アンティークロレックスとは?

公式によって定義されているわけではありませんが、アンティークロレックスとは1960年代以前に製造された希少価値の高いロレックスの時計を指すと言われています。これらの時計は長い歴史と独自の魅力を持っており、現行モデルにはない風合いや質感を楽しむことができます。

また、アンティークロレックスは腕時計業界全体の歴史を体現しており、クォーツショックが起こった1960年代から機械式時計が再び注目され始めた1980年代後半にかけて作られたものもアンティークとして扱われる場合があります。アンティーク時計は当時の技術や思想を反映しており、現代では再現が難しい独特の雰囲気を持っています。

ヴィンテージロレックスとの違い

一般的に、ヴィンテージロレックスとは製造から20〜30年以上経過した時計を指します。ただし、アンティークロレックスとヴィンテージロレックスの明確な区別は難しく、時計店や骨董店によっても解釈が異なる場合があります。

アンティークロレックスが主に1960年代以前の時計を指すのに対し、ヴィンテージロレックスはそれよりも新しい年代の時計を指すことが多く、1970年代や1980年代に製造された時計はヴィンテージとして扱われる傾向にあります。

また、アンティークロレックスのほうがより希少で歴史的価値も高いと言われており、コレクターズアイテムとして所有している方がほとんどかもしれません。一方、ヴィンテージロレックスは比較的入手しやすく劣化もそれほど進んでいないため、日常的に着用できる個体も多くあります。

アンティークロレックスで安い個体が多い理由は?

アンティークロレックスは、その歴史的価値や希少性から高額になりやすいイメージがありますが、クオリティによっては手頃な価格で購入できるものも存在します。ここでは、アンティークロレックスが安く購入できる理由について紹介します。

パーツの在庫がなく、当時のパーツが交換されることで価値が下がるから

アンティークロレックスは、その時代のオリジナルパーツを維持していることが一つの価値でもあります。しかし、オリジナルパーツが劣化し修理の際にオリジナルパーツから現代のパーツに交換されてしまうことで、オリジナル性が損なわれて価値が下がるものも多くあります。そのため、当時のクオリティを維持できている個体は高値がつきやすい一方で、オリジナルパーツが交換されている個体は比較的安価で取り引きされるようになっています。

経年劣化によりクオリティの悪いものが多いから

アンティークロレックスはその魅力のひとつとして経年変化がありますが、同時にクオリティの低下も避けられません。特に長期間使用された時計は内部機構や外装が劣化し、精度や外観が損なわれているものもあります。経年劣化によるダメージが大きい場合、その時計の価値は大幅に下がってしまうため、高値がつけられず安価で販売されるようになっています。

修理やメンテナンスなどで維持費がかかりやすいから

アンティークロレックスを所有するうえで、修理やメンテナンスにかかる費用は無視できない問題でしょう。古い時計は新しい個体と比べてオーバーホールや部品交換が多くなりがちで、どうしても維持費がかかってしまいます。また、状態によっては専門の技術者に依頼する必要があり修理代も高額になりやすいため、購入時の価格が安めに設定される場合が多々あります。

アンティークロレックスを購入する際の注意点は?

アンティークロレックスを購入する際にはいくつかの重要な注意点があります。これから紹介するポイントをしっかりチェックして、アンティークロレックスをより長く楽しめるようにしましょう。

信頼できるショップで証明書のあるものを購入する

アンティークロレックスを購入する際には、買取実績が豊富な信頼できるショップで購入することが最も重要です。本物の証である証明書が付いているものを選ぶことで偽物を買ってしまうリスクも大幅に低くなるでしょう。また、証明書は時計の真正性を保証するだけでなく、将来的に売却する際の査定額にも大きく影響します。

リファレンスナンバーやロゴマークなどの刻印を確認する

アンティークロレックスが本物かどうか確認したいときは、リファレンスナンバーやロゴマークなどの刻印をチェックすると良いでしょう。これらの刻印は時計が本物であることを示すものであり、購入時には保証書の番号と一致しているかを確認しておく必要があります。刻印が浅かったり不明瞭だったりする場合は、偽物の可能性もあるため避けたほうが無難でしょう。

販売当初の状態を維持できているかを確認する

アンティークロレックスの価値は、販売当初のクオリティをどれほど維持できているかで決まります。オリジナルのパーツが保たれていることが時計の価値を高めるため、針や文字盤、風防などが当時のままであるかどうかを確認し、交換されている場合にはその影響を考慮しておいたほうが良いでしょう。

オーバーホール済みかどうかを確認する

アンティークロレックスは現行モデル以上に定期的なメンテナンスが必須です。購入前にオーバーホールが実施されているかどうかを確認し、実施されていない場合には内部が劣化している可能性が高く、購入後に高額な修理費用がかかることがあります。

初期故障に対する保証があるかを確認する

購入後すぐに故障が発生した場合に備えて、初期故障に対する保証があるかどうかも要チェックです。買取実績の豊富な中古ブランドショップでは一定期間内の保証を受けられる場合が多いため、保証内容や保証期間について事前に確かめておくと安心でしょう。

箱などの付属品が揃っているかを確認する

アンティークロレックスを購入する際は、時計本体だけでなく付属品が揃っているかも確認しておきましょう。オリジナルの箱や保証書などの付属品が揃っていれば、将来的な売却時にも高い評価を得ることができます。

アンティークロレックスを所有する際の注意点は?

アンティークロレックスは現行モデルのような機能性と耐久性を持っていないため、適切に管理する必要があります。ここでは、アンティークロレックスを所有する際に注意しておきたいポイントについて詳しく紹介します。

パーツが交換されるため、正規店でのオーバーホールはNG

先述したように、アンティークロレックスはオリジナルパーツが維持されているかどうかが最も重要です。しかし、正規販売店にオーバーホールを依頼すると内部のパーツが新しいものに交換され、オリジナル性が大きく損なわれてしまう恐れがあります。

そのため、正規販売店でオーバーホールするのではなく、ロレックスが公認している時計修理店にメンテナンスを依頼するのがベストです。信頼のできる時計修理店であれば、オリジナルパーツをできるだけ温存しながら価値を損なわない形で対応してもらえるかもしれません。

経年劣化により脆くなっている可能性があり、衝撃に注意する

アンティークロレックスは経年劣化により耐久性が低くなっており、現行モデルのように衝撃に強い素材や設計を採用していない個体も少なくありません。なかでも機械式時計は非常に繊細な構造となっているため、アンティークモデルはさらに慎重に扱う必要があります。スポーツや激しい運動時には着用するのを避け、落下の恐れがある不安定な場所にも置かないようにしましょう。

水分や湿気、磁気の発するものから遠ざけて保管する

アンティークロレックスは現行モデルほどの防水性や耐磁性がありません。水分や湿気が時計内部に侵入すると故障の原因となってしまうため、水場や汗をかきやすい環境では着用しないようにしましょう。磁気も時計の動作に悪影響を与えるため、スマートフォンや電子レンジ、テレビなどの磁気を発する機器から離して保管するのが理想的です 。

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アンティークロレックスを購入する際は、粗悪品や偽造品に注意

アンティークロレックスはその希少性と歴史的価値から高値で取引されることもあり、市場には偽物が多く出回っています。買取実績豊富な信頼できる専門店を選び、個人間での取引を避けることで、粗悪品や偽造品を購入してしまうリスクを大幅に減らすことができます。また、購入前にはリファレンスナンバーやロゴマークなどの刻印を確認し、オリジナルパーツが使用されているかをチェックすることも重要です。購入後のメンテナンスや保証についてもしっかりチェックし、アンティークロレックスの価値をできるだけ長く維持できるように心がけましょう。