2020.01.17
革靴にも種類がある?シーン別、メンズの革靴コーディネート特集

革靴にも様々な種類があるのをご存じですか?特にメンズの革靴には、靴の種類によっては、ビジネスシーンでは使いにくいものもあって、選ぶのも大変なんです。
そこで今回は革靴に焦点を絞って、形の特徴を種類別に解説していきます!
シーン別の革靴コーディネートも合わせてご紹介するので、革靴が欲しいけど何を買ったらいいのかわからない方、ジュアルなシーンでも使いたいという方も必見です!革靴をもっと理解して、コーディネートをかっこよくしていきましょう!

愛され続けている革靴

愛され続けている革靴

革靴の起源は中世のブーツによるもので、より履きやすく、平坦な陸地に適したものにするためにくるぶしから上を切り落とした形が原型となりました。そこから革靴は製法が整えられ、17世紀には現在の靴職人の聖地、イギリスのノーサンプトンで革靴の大量発注により靴職人たちが集結、そこで様々な製法や職人独自のこだわりも生まれました。
そのこだわり抜かれた製法やデザインはファッションの系統やシーン別で使い分けられ、私たちには欠かせない存在となっています。

日本でも多くのビジネスシーンで革靴が使用され、日本のビジネスマンの足と仕事を支えています。

【シーン別】革靴の種類をご紹介!

【シーン別】革靴の種類をご紹介!

革靴の種類には製法によって分類されるもの、デザインで分類されるものの他に、羽根と呼ばれる靴の甲の左右から分かれている部分の形状によって分類するものがあります。
それらの組み合わせによって革靴のイメージも異なり、使えるシーンも変わってきます。

シーンに合ったデザインの革靴を使って、スタイリッシュなコーディネートを完成させましょう。

結婚式などフォーマルなシーンにはストレートチップ

結婚式などフォーマルなシーンにはストレートチップ

つま先に横一文字の縫い目が入ったデザインの革靴を「ストレートチップ(キャップトゥ)」と呼び、ビジネスシーンや結婚式などの礼装が必要なシーンに使われています。
昼間での礼装の中では最高位の革靴となり、「メダリオン」と呼ばれる穴飾りが無いものの方が冠婚葬祭に適しています。

英国調のクラシカルな雰囲気がスーツや礼服にマッチし、上品なコーディネートを実現してくれます。
フォーマルなファッションだけではなく、カジュアルなファッションとも相性が良く、チノパンやスラックスと合わせればブリティッシュなコーディネートを作ることもできますよ。

上品でデザイン性もバツグンなストレートチップは、フォーマルでもカジュアルでも使いたくなるアイテムです。

カジュアルに使いやすい!プレーントゥ

カジュアルに使いやすい!プレーントゥ

ストレートチップと違い、つま先に飾りのない革靴は「プレーントゥ」と呼ばれ、こちらもビジネスシーンではよく使われているデザインです。
すべての革靴の基本形でもあり、そのシンプルな作りはカジュアル、フォーマル共にコーデにも合わせやすくなっています。

シンプルなシャツにプレーントゥの革靴を使ってアメカジ風にしたり、ジャケットを羽織って綺麗めなファッションににすることもできます。

シンプルなデザインだからこそコーディネートの選択肢も広がる、革靴の中でも比較的使いやすいアイテムです。どんなシーンでもコーデに寄り添ってくれる優秀なデザインです。

アメカジスタイルに欠かせない。ウイングチップ

アメカジスタイルに欠かせない。ウイングチップ

デニムによく合う、ウイングチップの革靴。
つま先の切り替え部分の革片(チップ)が翼のような形をしているため「ウイングチップ」と呼ばれています。
W型の穴模様が施されたブローグと呼ばれるデザインが施されているものが多く、革靴がアメリカに渡ってきて独自の進化を重ねたウイングチップはアメカジスタイルとの相性はバツグン

ウェスタンな雰囲気も持っているためヴィンテージ感もプラスすることもできます。

また、他の革靴より特徴的なデザインをしているため、パーティーシーンなどにも使えますね。
デニムに合わせてアメカジスタイルでスタイリッシュに決めてみては?

程よい抜け感を出すなら、モンクストラップ

程よい抜け感を出すなら、モンクストラップ

靴紐ではなくベルトで固定されている「モンクストラップ」は、修道僧(モンク)が履いていた修道靴が名前の起源です。
ベルトが1つのタイプ「シングル」と2つに分かれているタイプの「ダブル」があります。

シングルはそのシンプルな見た目からフォーマル、カジュアルと使い勝手が良く、ダブルは2つのベルトがしっかりと足を固定しているデザインのため、フォーマルシーンで力を発揮します。

本場イギリスでも人気の高いデザインの革靴で、その独特なデザインはアンクル丈のボトムスと合わせたり、ひざ丈、ショート丈のパンツなどと合わせて、コーディネートのメインに持ってくることができます。

スポーティに履きこなすなら、Uチップ(Vチップ)

スポーティに履きこなすなら、Uチップ(Vチップ)

U字型のチップを用いて作られたものを「Uチップ」、V字型のチップを「Vチップ」と言います。
第二次世界大戦後から世界中に広まり、その柔らかな見た目と独特なチップの形にファンは急増、人気デザインのひとつとして親しまれています。

カジュアルなイメージを持っているため、フォーマルシーンでは使いづらくなりますが、ビジネスシーンではスーツと合わせてオシャレなビジネスマンを演出することも。
フランスでは狩猟用の靴として、アメリカではゴルフで使用する靴として扱われていたこともあり、デニムやチノパンでもスポーティな印象をプラスしてくれます。

カジュアルでも革靴を使いたい人におすすめのデザインの革靴です。

羽根による革靴の分け方

羽根による革靴の分け方

羽根による分け方は、大きく分けて2種類になります。その羽の付き方とチップのデザインの組み合わせによって革靴のイメージもがらりと変わります。

ただ、「モンクストラップ」は羽根が無いため組み合わせることができませんが、代わりにベルトを締める位置をサイドに持ってくるなどでデザインに幅を持たせています。

内羽根式

内羽根式

羽根が甲部分の内側で縫い付けられて一体になっているものを「内羽根式」、または「バルモラル(balmoral)」と呼びます。
余分な遊びが無く、きっちりとした見た目は上品な印象を与え、後に紹介する外羽根式よりもフォーマルなシーンで使われています。

革靴の中でも格式が高く、全体をエレガントに仕上げるためスーツなどのすっきりしたスタイルに合っています。

ウイングチップで内羽根式の革靴であればカジュアル感がプラスされるため、フォーマルなファッションにも抜け感が生まれ、スマートなスタイルにすることもできますよ。

外羽根式

外羽根式

羽根が甲部分で縫い付けられていないため分離しているデザインを「外羽根式」、「ブルーチャー(blucher)」と呼びます。
分離しているため内羽根式よりもカジュアルな見た目になっており、プライベートなシーンで多く使われています。

ジャケットを軽く羽織って清潔感を出し、外羽根式のストレートチップでブリティッシュなコーディネートを楽しむことができますね。
甲の部分に遊びの空間ができるため履きやすく、動きやすいのでスポーティーな印象を加えることもできます。

活発に行動していくビジネスマンであれば、外羽根式のプレーントゥで清潔感あるスポーティーなスタイルがおすすめです。

年代、使い方で革靴に”味”がでる

年代、使い方で革靴に”味”がでる

革靴はもちろん、その名前の通りに素材に革が使われており、使うごとに自分の足にフィットした形になります。
また、時間が経つごとに靴の色つやが増す「経年劣化」を楽しむことができ、まさに自分だけの革靴を完成させることができます。

しかし、経年劣化を楽しむためには同時に状態維持を意識しなければいけません。
定期的に革靴の手入れを行い、型崩れを起こさないようになるべくシューキーパーを使って保管するようにしましょう。

馬毛ブラシでのブラッシングや木綿の布でのふき取りは毎日行い、週の終わりには靴墨や乳化性のクリームを全体に塗った後に光沢を出すために拭き取るようにしましょう。
毎日使えるものだからこそ、脱いだ後の保管には最新の注意で行うようにしましょう。

ヴィンテージアイテムもおすすめ

ヴィンテージアイテムは足の形を選びづらくはあるものの、他よりも早く経年劣化のつやを楽しむことができるためカジュアルなコーディネートを作りたい方にはおすすめです。

また、革靴は製法も多岐に渡るため、時代によって見られるデザインにも違いが見られます。
自分の好みの時代の製法を見つけ、ヴィンテージの革靴でレトロ感のあるコーディネートを楽しむのも良いですね。

特に革靴は手入れがしっかりされていれば長期にわたって保管、使用が可能なアイテム。

状態が良く使えるものであれば積極的に取り入れて、ヴィンテージ感もプラスしたコンテンポラリーなスーツスタイルに挑戦してみては。

革靴を使って大人でシックなコーデに

革靴を使って大人でシックなコーデに

革靴は大人で上品なコーディネートには必須のアイテムです。

手入れをしっかり行っていれば長く使うこともできるため、ビジネスシーンやフォーマルシーンだけでなく、プライベートなシーンでも革靴を使ってシックなコーデを楽しみましょう。

`
SHARE
Twitter

Staff Coordinate

Features

Birkin,Kelly,Picotin etc.

Rolex,Cartier,Hermes etc.

VUITTON,HERMES,CHANEL etc.