何が違うの?知ってると面白い「アンティークとヴィンテージ」

2021/03/29 00:00

最近はサステナビリティが重視される世の中になり、セカンドハンドのアイテムも、以前に比べて、だんだんと注目されるようになってきました。セカンドハンドとは、「中古品」を意味する言葉ですが、「中古品だからとても安いのか?」と言われるとそうでもなく、「アンティーク」、「ヴィンテージ」、「レトロ」といったものになってくると、定価以上の値段で取引されていることも珍しくありません。なんだか不思議ですよね。今回は、「アンティーク」、「ヴィンテージ」、「レトロ」の違いと、高くてもついつい買ってしまう人がいるほどの魅力についてご紹介します♪

中古品なのになんで高いの?アンティーク、ヴィンテージ、レトロって何?

アンティーク(anique)とは?

アンティークとは、 「製造された時から100年を経過した府工芸品・工芸品・美術品」と定義されています。この3つの中で唯一、世界共通で法律上定義が定められています。アンティークといえば、アンティーク家具、アンティーク雑貨などがありますよね。中世ヨーロッパの美術品が、アンティークとして取り扱われていることが多いようです。

ヴィンテージ(vintage)とは?

ヴィンテージとは、100年を満たない、アンティークほどは古くないものを指します。もともと、ヴィンテージという区分はなく、アンティークではないもの(製造から100年以下のもの)は、「ジャンク:ガラクタ」や「ラビッシュ:ごみ」と分けられていました。しかし、ガラクタやゴミとして扱われていた物の中でも、100年に満たなくても、価値があるものが沢山あったそうです。そんな、「100年に満たなくても価値のあるもの」を区別するために「ヴィンテージ」という言葉が使われるようになりました。100年に満たないものとはありますが、ここ1、2年で製造されたものは「ヴィンテージ」とは言わず、少なくとも10年以上前に製造されたものを指します。

レトロ(Retro)とは?

レトロとは、古き良き時代のものや、それを見て、どこか懐かしく、こんな時代もあったなと思うものに対して使われます。原則的に作られた年代に対する定義はなく、最近作られたものだとしても、雰囲気が昔風だったり、馴染み深くどこか懐かしいデザインであればレトロと言われます。ただ、”古いもの=レトロ”ではありません。例えば、江戸時代や縄文時代の美術品などは、現代の私たちからすると馴染もなく、懐かしさもないので、レトロとは言わないのです。

1本2000万のデニム!?アンティークやヴィンテージはどうして高いの?

なんと世界では、1本2000万のデニムが取引されているほど、「アンティーク」や「ヴィンテージ」は、コレクターたちから高く評価されています。1本2000円も出せばデニムを買えてしまう時代に、なぜこんなにも高い値段がつくのでしょうか?「ヴィンテージ」や「アンティーク」が高値で取引されている、理由を3つご紹介します!

1.希少性(世界にたった一つのアイテムも)

想像してみてください。あなたのおじいちゃんやおばあちゃんが生まれる前に、製造され、戦争を乗り越え、世代が移り変わってゆく中で、今でも残っている食器や家具や洋服はどのくらいあると思いますか?消耗品であるのにもかかわらず、壊れることなく100年以上もの間、誰かの手に渡り続けてきたというのは、まるで奇跡のようなこと。私はそんな想像をしただけで、とてもワクワクしてしまいます。そんな「アンティーク」や「ヴィンテージ」は 世界に数点しかないアイテムも沢山あるんです。その希少性から、価値が高まり、価格は高騰し続けているのです。

2.物がいい(長く持つのには理由がある)

昔のものは現在のように、”工場で大量に生産されて、壊れにくい素材があって、落としても割れないようなプラスチックで”というものが少なく、職人の手作業によってひとつひとつ丁寧に創り上げられたものばかりでした。大量生産をしないため、使う素材も化学繊維などではなく、天然素材のものが多く、品質がとても良いといわれています。また、長い間、様々な人の手に渡ってきても、壊れることがないくらい、丈夫なつくりになっているのです。もし、今同じ素材で、同じように作ったとしても、とても高価になるほど、品質が申し分のないものが多いです。

3.経年劣化(使えば使うほど高まる価値)

”デニムにヒゲをつけるために、購入してから洗濯機で洗わない”という人がいるように、長い時代を生き抜いてきたアイテムだからこそ、持っている”味”があります。デニムやレザーやシルバーアイテムのように、持ち主によって丁寧に使われれば使われるほど、風合いが増し、1点1点異なるデザインが生まれるのです。その傷のつき方や、色褪せ方のひとつひとつに価値を感じる人が多く、同じアイテムだとしても価格は全く異なります。

ヴィンテージの何がいいの?好きな人の理由は?

ヴィンテージやアンティークの良さに気が付けば、それが最後。その魅力に、はまっていってしまう人がほとんどなのです。コレクターの心をがっしりとつかむヴィンテージ、アンティークの魅力は何なのでしょうか。

アイテムに詰まったストーリーにコレクター心が騒ぐ!

コレクターたちに共通している一つに、”古いものしか出せない風合いが好き”という人は多い。現行品にはない、歴史を感じる温かみというものが、ヴィンテージやアンティークのアイテムには詰まっているのです。そのストーリーをたどっていくうちに、”もっと欲しい”、”もっと知りたい”というコレクター心に火がついていくのでしょう。

宝石をしのぐほどの価値を持つアイテムも!?

ヨーロッパの熟練した職人たちが、手作業で創りだしてきたアンティークのレースは、使われている素材と技術力によっては、宝石ほどの価値を持つと言われています。”たかがレース”とつい思ってしまいがちですが、クジラのひげを繕って作られていたりと、今では珍しい逸品だったりするのです。そんな、ヴィンテージ、アンティークのアイテムを投資目的でコレクションしている人が多いのも事実です。

ヴィンテージアイテムとの出会いはすべてが”一期一会”

ヴィンテージ、アンティークに限らず、セカンドハンドのアイテムはすべて、一期一会。売りに出されている真っ只中の新作商品ではないので、今この瞬間にショップで見かけたからと言って、数時間後にショップに並んでいるとは限らない。誰かに買われてしまったら、また次出会えるのは何か月後かもしれないし、何年後かもしれないし、一生で会えないことだってあるのです。もし、同じモデルのアイテムにまた出会えたとしても、同じダメージ、同じキズの入りかたのものは、もう二度と出会えないと断言できます。セカンドハンドのアイテムとの出会いは、まさに一目惚れのようなもの。ひとつひとつの出会いがとても貴重だからこそ、欲しい!という気持ちがより一層掻き立てられるんです♪

注目されているブランドヴィンテージ

憧れのブランドヴィンテージ。最近いろいろなブランドから復刻版が出ていますが、かつてのデザインに勝るものはあまりないように感じます。同じように作ってはいるものの、マークが少し違ったり、生地感が少し違ったり。全く同じものではないのが現状です。今、注目されているブランドヴィンテージを集めてみました。

VINTAGE CHANEL(ヴィンテージシャネル)

VINTAGE CHANEL(ヴィンテージシャネル)

若い女性から人気が急騰している、ヴィンテージシャネル。1980年~1990年代のバブルの時代に流行したシャネルのバッグにまた注目が集まっているんです。特に人気なヴィンテージアイテムが、チェーンバッグとして有名な マトラッセです。自分の生まれた年のヴィンテージシャネルを購入する、若い女性が増えています。

 

VINTAGE CELINE(ヴィンテージセリーヌ)

VINTAGE CELINE(ヴィンテージセリーヌ)

ここ数年で、昔のバッグのオマージュがつぎつぎと発売されています。”馬車金具”が付いた「ホースキャリッジ」のバッグだったり、柄物の「マカダム」であったり、80年代ごろまでの「オールドセリーヌ」とも呼ばれるバッグのデザインは、再注目されているほどおしゃれ。上品にカジュアルダウンしてくれることから、普段使いしやすいのもいいですよね♪ショップで見つけたらゲットしたいアイテムです。

   

VINTAGE Gucci(ヴィンテージグッチ)

VINTAGE Gucci(ヴィンテージグッチ)

創業当時から変わらず、品質がよく、長く使える作りなことから、今でもよくヴィンテージのアイテムが出回っています。グッチのヴィンテージは、復刻ラインもあるほどとても人気なアイテム。「オールドグッチ」とよばれ、おしゃれな女性たちが、新品ではなくわざわざユーズドのアイテムを購入することもあるほどです。特に人気なのが「シェリーライン」のトートバッグ。復刻ラインで作られたものの、昔の方がロゴがかわいいので原型品を探す人も。

アンティークやヴィンテージはどこで購入できるの?

街中のヴィンテージ、アンティークショップで購入できます。お目当てのものが見つかったとしても、古いものなので、どうしてもキズやすれが気になることも。しっかりと状態をチェックしてから、GETしましょう。欲しいと思えるアイテムを見つけることができたらそれは運命の出会いです!ヴィンテージアイテムを身に着けて、こなれたおしゃれな人になってみませんか??